こんにちは、Mandaysです。
メルセデス・ベンツを所有されている方にとって、故障や不具合が起きてしまうと高額な修理費用が必要となるため常に車両を良好な状態に保ちたいですよね。
出来る限り不具合や故障を発生させないようにするためには、正しいメンテナンスすることがとても重要です。そこで、この記事では、メルセデス・ベンツを長寿命に保つためのメンテナンスのコツについて解説します。また、必要なメンテナンスを怠った場合に発生し得る懸念事項についても詳細に解説していますので、是非、最後までご覧ください。
必要なメンテナンス
では、メルセデス・ベンツを長寿命に保つために必要不可欠なメンテナンスについて解説していきます。
定期的なオイル交換
メルセデス・ベンツのオイル交換は1年に1度で良いとされており、この年1回のオイル交換(エンジンオイル・フィルター交換、ブレーキオイル交換)の実施は必要不可欠です。特にエンジンオイルはエンジン内の摩擦を低減させ、燃焼時に発生する熱を冷却する役割を担いますが、正しくオイル交換することでエンジン寿命を延ばし、パフォーマンスを最適化します。また、オイルフィルターの交換においても、オイルが正常な状態でエンジンを循環することを確保するため忘れず交換するようにしましょう。
さらに重要なこととして、正しいオイルを使用することが必須です。メルセデス・ベンツは高性能エンジンを搭載しているため、メーカが指定する適切な種類のエンジンオイルを使用することが長くエンジンを正常な状態に保つ上で重要です。
オイル交換を怠ると・・・
不適切な潤滑が引き起こされ、エンジンの摩耗が進む可能性があります。また、エンジンの冷却が不足し、加熱によるエンジンのダメージが発生する可能性があります。
タイヤの点検と交換
タイヤの空気圧は燃費、安定性、寿命に直結します。定期的に圧力を測定し、メーカ推奨の空気圧に調節する必要があります。メルセデス・ベンツはガソリン吸入口の扉に最適な空気圧が記載されていることが多いです。1~2か月に1回を目安に、ガソリンスタンドに行ったついででも良いのでタイヤの空気圧を調節するようにしましょう。
タイヤケアと交換のサインを無視すると・・・
制動性能やハンドリングに影響を与え、安全性が低下します。また、不均一なタイヤの摩耗が車両のバランスを崩し、操縦安定性に問題が生じる可能性があります。
ブレーキシステムの点検
ブレーキパッド、ブレーキローターの残量を確認し、適切なタイミングで交換が必要です。確認するためには点検が必要ですので法定点検の際にきちんと確認をしてもらい、残量が規定値を下回っている場合には必ず交換するようにしましょう。
メルセデス・ベンツを含むドイツ車は特に、ブレーキパッド・ローターの摩耗が早く、数年で交換が必須になります。交換費用は非常に高いですが、制動力を安全に保つ上で必要不可欠ですのできちんと対応することが必要です。
ブレーキシステムの点検を怠ると・・・
制動力が低下し、ブレーキの効きが悪くなり事故の原因になり兼ねません。
バッテリー寿命の管理
バッテリーには寿命があり、定期的な点検を通じて寿命を把握し、必要に応じて交換することが重要です。特に、現代の車両は多くの電子機器を搭載しているため、バッテリーが正常な状態であることが安全・快適に運転するために必要です。
定期的なバッテリー交換を怠ると・・・
バッテリーが弱くなるとエンジンがかかりにくくなります。また、多くの電子機器が正常に作動しなくなり、二次故障に繋がります。
サスペンションの点検
サスペンションが良好な状態であれば効率的な動作を確保し、車両の安定性や乗り心地を維持することが可能です。このサスペンションの点検に関しては、法定点検等の際に専門の整備士による点検が必要になります。特に、メルセデス・ベンツではエアサス搭載車が年式や型式、グレードによっては存在しますが、エアサスが故障すると車体が沈み運転不可能な状態になります。空気漏れの有無や適切な圧力を維持しているかどうかの確認を怠らないことが重要です。
サスペンションの点検を怠ると・・・
快適性や安全性の低下が起こり、最終的には修理コストが高騰する可能性があります。
メンテナンス作業はどこで行う?
最後にこの記事でご紹介した必要なメンテナンスについて、どこで実施できるのか解説します。
正規ディーラー
メルセデス・ベンツの正規ディーラーは、メーカの基準に従い、専門的な整備サービスを提供しています。特に純正部品や高品質のオイルを使用しているため、安全性・快適性を第一に優先されたい方は法定点検などを正規ディーラーで受けることをオススメします。ただし、もちろん正規ディーラーでの点検費用は他と比べて非常に高いため費用を安く抑えたい方にとってはあまりオススメしません。
◎正規ディーラーでの法定点検(1年点検、車検)の費用明細はこちら
専門の自動車整備工場
ディーラーショップ以外にも、メルセデス・ベンツに特化した専門の自動車整備工場が存在します。これらの施設も高度な技術とメーカ推奨のサービスを提供しています。
一般の自動車整備工場
信頼性のある一般の自動車整備工場では、正規ディーラーよりも費用を抑えて点検を実施することが可能です。ただし、一部の基本的なメンテナンス(オイル交換、タイヤ交換、ブレーキ点検、バッテリー点検など)であれば問題ないと思いますが、足回りやエンジン内部の細かい部分の点検になると、一般の自動車整備工場では対応できない場合があります。そういう細かいところまで点検したい場合は、正規ディーラーにて点検するのが良いです。
自己メンテナンス
簡単な作業や点検は、所有者が自分で行うことが可能です。例えば、タイヤの空気圧のチェックやエンジンオイルのレベル確認などは、自分で実施しても問題ありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
メルセデス・ベンツを長寿命に保つためのメンテナンスのコツや必要なメンテナンスを怠った場合に発生し得る懸念事項について解説しました。
メルセデス・ベンツは決して故障しやすいというわけではありませんが、消耗部品は必ず消耗していきますし、適切なタイミングで交換が必要になります。ただし、その適切なタイミングでの交換を怠ると、二次故障を発生させ、修理費用の高騰に繋がります。
この記事で紹介したメンテナンスは基本的な内容になりますが、これらのメンテナンスをしっかりしておくだけでも安全性・快適性を正常に保つことが可能です。是非、メンテナンスの参考にして頂ければと思います。では。
◎ベンツの故障に関して以下の記事にまとめています!